事業化チャレンジ道場は2年間行う事業です。
1年目は「売れる製品開発道場」において集合研修と全4回の個別支援により製品コンセプトの確立を目指します。
2年目は「事業化実践道場」において専門家によるハンズオン支援により新規事業の立ち上げを目指します。
製品開発プロセスが体系的に学べるプログラム
座学だけではなく、演習や宿題を通じて製品開発手法を学び
新製品企画から開発まで、自社で持続的にできるようサポートします。
連続講座
「売れる製品開発道場」では連続講座のカリキュラムを「心」「技」「体」の3つのフェーズに分けて実施しています。
「心」開発テーマの決定
- 1 オリエンテーション<ものづくりの心・技・体>
- 2 企業力分析<洞察力・企業力分析・社会環境分析>
- 3 マーケティング講座<消費者の心を捉える製品戦略>
- 4 顧客に共感されるものづくり<製品開発要素>
- 5 問題・課題の発見<独自性・優位性の確認>
- 6 「心」のまとめ<ストーリーの確認>
「技」コンセプトの抽出
- 7 コンセプト抽出のためのアイデア展開<テーマから製品コンセプトへ>
- 8 コンセプト決定<コンセプトの抽出>
- 9 コミュニケーション手法<アイデアの可視化>
- 10 デザイン課題の抽出<開発計画書の発表>
「体」コンセプトの可視化
- 11 製品企画書<開発目標と達成のための問題解決手法>
- 12 デザイン決定と検証<検証計画策定と試作品ブラッシュアップに向けて>
- 13 プレゼンテーション手法<最終プレゼンテーションに向けて>
- 14 プレゼンテーション<開発製品の発表>
- ※カリキュラムは変更する場合がございます
師範による現地個別支援
師範が4回程度各企業に訪問し
企業の実情と開発ステージに応じたアドバイスをします。
- ヒアリング、現地確認
- 宿題のブラッシュアップ、フォロー
プロジェクトマネージャーがアドバイスを提供し事業化に向けた課題を自力で解決する力を養います。
また、事業化の進捗状況に応じ適切な専門家を派遣します。
※売れる製品開発道場修了企業を対象とした無料の支援プロジェクトですが、審査があります。
連続講座
第1回 | 開発道場の振り返りと経営デザインシート |
第2回 | ビジョン・ミッション |
第3回 | バランス・スコアカード(BSC)と戦略マップの仕組み・概要 |
第4回 | ロードマップのつくり方 |
第5回 | 助成金・展示会・特許等について |
※カリキュラムは変更する場合がございます
各社の課題に対応した現地での個別支援(連続講座修了後)
- デザイン・機能のブラッシュアップ
- 展示会への共同出展
- コストダウン支援
- 特許出願支援
- 社内開発体制の整備
- 量産化への対応
- 販路開拓支援
- 必要と思われる公的支援策・助成金の活用案内
新規事業立ち上げの流れと3つの道場の位置づけ
道場の特長
1年目:売れる製品開発道場
1連続講座・演習・宿題
講座⇒演習⇒宿題⇒発表を繰り返すことで開発スキルの「体得」を目指します
2師範によるアドバイス
講師は8名の「師範」(プロダクトデザイナー等)
ユーザーに共感される製品開発を進めます
3個別訪問
師範が年4回程度の現地訪問・個別支援を行い企業の実情と開発ステージに応じたアドバイスを行います
4デザイン・インストラクターからのアドバイス
デザイン・インストラクターが各企業を担当し、ユーザー視点からアドバイスし、原理モデル試作のサポートをします
2年目:事業化実践道場
1売れる製品開発道場の修了者が対象
企画した新製品を事業化するための計画策定、
コストや販路などの様々な課題に対する具体的な解決策の検討を行います。
2新製品事業化のビジョン・戦略を策定
連続講座を通して、事業化に必要な知識の補充と新製品事業化に向けて全社で取組むべき課題に対して、開発担当者が自らビジョンや戦略を策定して事業化を推進します。
3各社ごとの事業化プロジェクトチームを編成
講座終了後は、企業担当者に専門家(中小企業診断士等)を加えた各社ごとの事業化プロジェクトチームを編成し、
事業化への課題に対処しながら、事業化計画の実行を支援します。
4展示会出展支援 等
各種助成金、行政施策の活用案内、販路開拓のための展示会共同出展等も行います。
様々な分野で活躍されているエキスパート師範・プロジェクトマネージャー
プロフィール
家電や情報機器、計測機器を多く経験
他にも生活雑貨からSEの経験を活かしたGUIなど守備範囲広め
師範 飯室 朋之(いいむろ ともゆき/himmel design)
ソフトウェア企業退社後、家電、パソコンおよび周辺機器、産業機器、コンサルティング等のデザイン業務に従事。現在フリーランスとして活動中。桑沢デザイン研究所非常勤講師。
工業製品から伝統工芸品まで
暮らしによりそう商品開発が専門
師範 磯野 梨影(いその りえ/PEAR DESIGN STUDIO)
電気メーカーのインハウスデザイナー、英国のデザイン事務所を経て、現在フリーランスとして工業製品から伝統工芸まで、暮らしによりそう商品開発に広く関わっている。
多摩美術大学非常勤講師。
空間からプロダクトまで
環境づくりのデザインを専門
師範 織田 豊一(おだ とよかず/zzzk.design)
オフィス家具メーカーにて、インテリアデザインから商品の企画開発まで幅広く携わる。
現在はフリーランスとして、プロダクトデザインから展示・ディスプレイなど空間デザインまで幅広く携わっている。
サレジオ高専非常勤講師、桑沢デザイン研究所非常勤講師 他
特許性の高い商品企画や幅広い素材と加工の知識を自在に組み合わせて提案することが得意
師範 垣花 創(かきはな はじめ/有限会社ステップ・ワン)
17年以上にわたりTOTOで製品開発に携わる。海外での駐在経験もあり、視野の広い製品開発の経験あり。
現在は展示什器の業務をメインに商品展示に携わりながら、中小企業やメーカーの製品開発に関わり、デザイン業務を中心に商品企画から販売に至るまでを支援している。
プロダクトデザインから
AR/VRなど新たな領域までチャレンジ中
師範 菊谷 文孝(きくたに ふみたか/キクタニデザイン)
大手電機メーカーでオーディオビジュアル機器のプロダクトデザインと空間デザイン、デザインマネージメントを経験。
現在はVRなど空間ビジュアライゼーションのフリーランスとして活動中。
経営戦略から商品開発、人材育成まで
一貫した経営支援を展開
師範 小林 幹彦(こばやし みきひこ/ブレインボックスコンサルティング)
大手電気メーカーで経営戦略・マーケティング・新事業企画・商品企画・生産計画等の業務を経験。その後、経営コンサルタントとして独立。
中堅・中小企業の戦略的商品開発を中心に企業の自律的活動支援を行っている。
中小企業診断士、キャリアコンサルタント
使い手視点で捉え
作り手視点で考えるモノづくりを
師範 本田 圭吾(ほんだ けいご/honda keigo+design)
アウトドアブランドメーカー勤務を経て、専門学校専任講師、デザイン事務所代表に従事。
製品企画開発、デザイン教育・コンサルティングに携わる。
見落とされているニーズを拾い出し
本当に必要としている方の思いを叶えたい兼業主夫
師範 山下 公明(やました こうめい/KOMEYA DESIGN)
家電メーカーにてケータイ、カーナビ、TV/ビデオ、オーディオ、等のデザイン開発を経てフリーランス。現在は小物雑貨、生活家電、産業用設備まで分野は問わず、また地域連携のモノづくり啓蒙活動にも関わる。
事業化チャレンジ道場の生き字引。40年以上にわたる中小企業支援経験を持つ大ベテラン
プロジェクトマネージャー 中沢 節(なかざわ たかし)
東京都商工指導所、東京都産業労働局にて都内中小企業の支援業務に従事。事業化チャレンジ道場の立ち上げを行い、その後PMに就任。
新製品開発からマーケティング支援まで幅広い分野の支援を行っています
中小企業診断士
元技術者の経営コンサルタント
新規事業開発の「はじめ」から「おわり」までを一貫支援
プロジェクトマネージャー 吉村 隆一郎(よしむら りゅういちろう/プロフェッショナル企業参謀)
大手AV機器メーカーで光ディスク機器の開発を20年、事業企画を20年経験。
その後、独立してベンチャー企業・中小企業の支援を行っている。
中小企業診断士、国立農工大学 客員教授(マーケティング担当)
電気製品の研究開発から事業管理まで幅広い知識と経験を持つ
お客様に喜ばれる商品やサービスの事業化支援がモットー
プロジェクトマネージャー 島元 昌美(しまもと まさよし/島元コンサルティングオフィス)
総合電機メーカーの研究員、エンジニアとして、情報機器や情報家電の開発から事業管理まで幅広い業務を経て、照明器具の品質保証を推進。その後、経営コンサルタントとして独立。
現在は中小企業を中心に、幅広い業種で事業者様の悩みごとを解決するための伴走支援に軸足を置く。
中小企業診断士、MBA(経営学修士)